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カーテンに向けて

新作『カーテン』
出演:伊藤麻希 酒井直之 中村蓉

いつも一緒にいるわけではない3人が集まっている。
私のことだけじゃなく作品を理解してくれようとするマキちゃん、何考えてるかよくわからないけれど お互いにいじり・いじられ している酒井くん、この作品が終わったらまたしばらく会わなくなる。大人数で練習している時は、その、本番後に突然現れる巨大な空虚に驚く。3人だと、一人一人との繋がりが より密になるためか、巨大ではなく深い空虚に襲われそう。まだ作品も出来てないのに今から本番後の空虚について、具体的に想像してしまって淋しくなっている。
それが今回の作品の核かもしれない。一緒に踊りたいと思っていた3人が同じ空間にいることが嬉しくて、未だにどこか、信じられない!と思っている。「いいの?いいの?本当に一緒に踊ってくれるの!?」と胸ぐらつかんでブンブン振って聞きたい気持ちに少しなる。普段ソロ活動が多いからこんなに疑心暗鬼なのか?とは言え、今までデュオも踊っていたし、大人数で踊ったこともある。
先日、室伏鴻さん振付『墓場で踊られる熱狂的なダンス』を踊った。その本番を観てくれた初演メンバーの藤由さん(仕事などの都合で先日は出演出来なかった。)が感想を言ってくれた。「踊りって生きているから出来る尊いことなんだね」私はこんなに大事なことを言われるまですっかり忘れていた。目先の物語や理屈や快楽にとらわれて。ブラジルの舞台の上で室伏さんは「意味なんか無いんだよ!」と唸っていた。終演後"言ってやったよ"という感じでニヤっとしていた気がする。
「踊りって生きているから出来る尊いことなんだね」
「意味なんか無いんだよ!」
今この二つの言葉が気になっている。だから今、3人でいることが嬉しくてしかたない。
いつかまた、忘れないにしても、このことよりも関心を抱く事情に出会ったりして、二つの言葉は私の無意識の中に沈んでいくかもしれない。ならば今、考えてみようと、感じてみようと思う。今の私の方法で。
いつも一緒にいるわけではなく、これからいろんな出会いと別れが待っている3人が、同じ風に吹かれている瞬間を味わいたい。

『カーテン』上演情報
Baobabディレクション企画DANCE×Scrum ステージプログラム
2016年3月20日16:30〜 / 21日14:30〜
池袋あうるすぽっと
http://baobabk08.wix.com/baobab-dance-scrum
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2014年!

すっかりご無沙汰です…

今日は大晦日。
あぁ〜本当に2014年が終わるんだなぁ、と思います。

今年はいつにも増してチャレンジの年でした。
いつも(毎月)目の前に「こ、これは…これは越えられるのか!?」と
向こう側が見えないほど高〜い厚〜い壁が立ちはだかっておりました。

今2014年の終わりに振り返ってみると、世界のいろんな場所で出会った人々の笑顔と景色を思い出します。
その都度、たくさんの方々と共に、ひたすら一投入魂していたら
いつのまにか向こう側にたどり着いていた感じです。
もともと壁なんてなかった気もします。
こちらがとにかくまっすぐ、楽しんで挑んでいれば、いつでもウエルカムな場所ばかりだったので。

ただ、どのプロジェクトも「もう、本っ当にやばい!!」寝食トイレを忘れる瞬間が必ずありました。
心身100%これだけを考える感触は、ずっと忘れず持っていたいと思います。

来年は、今年いただいたきらめく経験をしっかり身にして、じっくり取り組み、
そして新たなチャレンジに今までよりも美しくカッコいい姿で挑みたいと思います。

1月セッションハウスとさか計画
4月『リバーサイドホテル』
5月『中村蓉と仲間たち』「昼下がりのジョージ」&「別れの詩」
6月ルーマニア・シビウ『SONATAソナタ』&WS
7月オーストリア・ウィーン室伏鴻『墓場で踊られる熱狂的なダンス』出演
8月イギリス・ウェールズ”Cymru and I”プロジェクト
9月ベトナム・ハノイ『別れの詩』
10月韓国光州『切り抜いて下さい、あなたの鋏で。』
11月韓国ソウル『シェルフィッシュ』
   パシフィコ横浜で『恋人よ&ストレンジャーズ イン ザ ナイト』
12月横浜下和泉小学校WS
『シェルフィッシュ』東京ver.

いろんな人にすがりついた1年です。
おそらくまだまだ感謝し足りていません。もっと一人一人の手を握りたいくらいなのですが!!
でも 本当に
本当にありがとうございます。

2015年も必死に 可憐に舞い踊ります。
どうぞ よろしくお願い致します!

中村蓉

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10年ぶりに訪れたソールズベリー大聖堂

シビウ国際演劇祭『SONATA』&WS無事終了②!!

つづいてシビウ版『SONATA』について。

6月15日の本番までは、とにかく必死だったのですが
時間をおいて今振り返ると、本当に奇跡のような舞台だったと思います。

小道具・衣装が多い上に台詞もあって字幕も出す。舞台の仕込み・ゲネプロ・本番すべてを1日でやる。けれども私ふくめ3人だけでシビウに乗り込む。

気合いだけは充分持って、若干 目は据わりつつ会場に向かったわけですが
本当に奇跡的に、そこには助けて下さる方々がたくさんいました。

ボランティアスタッフの方々、本当は担当ではないスタッフさんもガッツリ働いて下さいました。
自分たちも野外で本番が控えているのに何でもやってくれて本番も観てくれた“んまつーぽす”。
陽気で、なんだかんだ言って優しいゴングシアターのスタッフ。
ゲネプロもしっかり見守って下さった三宅さん。

さかのぼれば、私を呼んでくれたフェスティバルスタッフのティブとペトルッツァ、
「いってらっしゃい!」と言ってくれた赤レンガ倉庫、セッションハウスの皆さま
ルーマニア語を教えてくれた奥さま(ルーマニア語めっちゃウケました。)

そして責任もってやり遂げて下さった照明・榊さん、音響・相川さん。

その場であたたかく、興味津々で観ていてくれたお客さま。

なんだこのあたたかい場所は!!!!

1時間 踊り・喋り、やりとげで舞台が暗転していく瞬間
やはり奇跡だと思います。

きっとすべての舞台は、すべての瞬間は奇跡なのですが
あらためてそれを確認できた次第です。

すべての人の気持ちと時間をいただいて、全責任を負ってその最前線にいるのは私自身であること。
思いっきり楽しみながら 皆さまに応えたいと思いました。

踊っている最中に受け取った刺激は今も心の底で響いていて、どうにか逃すまいと反芻するこの頃です。

ありがとうございます。

追いつめられて、追いつめて
もっとディープにもっと高く進化していきます。

これからも どうぞ よろしくお願い致します。

最後にシビウ国際演劇祭から送られてきた写真たち!!!

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やっぱり表情が、はみだしております♪

シビウ国際演劇祭『SONATA』&WS無事終了①!!

7月になりました。
ご報告大変遅くなりましたが、シビウから無事帰ってまいりました。
まだ心がわっさわっさしているうちに、記しておきます。

6月14日にワークショップを、15日に『SONATA』を上演いたしました。

まずはワークショップのことを。

ハンカチ落しで体をあたため、最後は八代亜紀『雨の慕情』でしめました!

フェイスブック(←クリックするとつながります)6月22日の投稿にも詳しく書いておりますが、
今も心に残っているのは 参加してくれた皆さんのブレのない姿勢です。

「これはなんだろう?どうしたらいいんだろう?」と戸惑ったと思うのですが、自分の気持ちも周りの目も置いておいて、まずは突っ込んでみようとして下さいました。
シビウの演劇大学の生徒さんが半数を占めていたのですが、彼らはさすが、今持っている自分の引き出しから迷いなくアイデアを出してくれました。
はじめてWS受ける!という方々も、日常から一歩はみでた動きを絞り出してくれて、その動きが変容して行く様はとても愛しかったです。

『雨の慕情』、面白かった…。
どう伝えていいか分からなかったので“慕情”の部分を
「ひろしっ!!」
っと恋慕の気持ちで叫び続けていたら(気分は『妻は告白する』の若尾文子なのです)、伝わったようで、皆さん雨に打たれた若尾文子になりました。

WS後、曲名をお伝えしたので、一時ルーマニアからの『雨の慕情』へのアクセス数が上がったのではないかと思います。

楽しみ上手の皆さんに感謝です。
とっても楽しく嬉しかったです!

そしてこの3時間でルーマニアに仲間がたくさん出来ました。
大事なことです♪

通訳してくれたアリオとテオにも感謝です♫

ありがとうございます!ムルツメスク!

ブログ②につづく!
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SONATAソナタについて

〜小さな頃から 知ってたのよ
ワタシの行くずっと先に もういるのでしょう?
風みたいに。音楽みたいに。

あら いやね、恥ずかしい。
ねぇ、ソナタ。〜

只今、シビウ版SONATAを創っております。
ルーマニア語を憶えたり、いつものことですが、てんやわんやです。

『SONATAソナタ』は昨年の海の日に上演した
初単独長編ソロです。

ソロといえども いろんな方々の手をお借りしました。
シビウ版も国境を越えて、すでにお世話になりまくっています。

1年ぶりに踊ってみて、やはり私にとって大事な記憶が掘り起こされる作品だなと思いました。
1年の距離をおいて、もっとパリッと爽やかに深くお届けできるものにしようと思っています。

この作品は、誰かを想う女性がテーマです。

どんなにここで私が踊ったとしても貴方には会えない。
けれどもそれでいい、それがいい。
昨年、舞台で思ったのは 確かこんなようなことでした。

シビウで、私の気持ちなんて越えて、だけどいつか私の胸に帰ってくる舞台になればと思います。

最近 漫画を読むのがささやかな楽しみだったのですが
もの凄く心揺さぶられる作品に会いました。

その物語は
15歳で帰らぬ人となる青年の、生前の ふとした言葉で終わります。
「見つめることが 愛なのか、つってね。」

ナレーションが続きます。

「魂は きっといろんなことを
忘れないでいてくれるんだと思います。

今つらくて忘れたいことも
思い出そうとしても思い出せない大切なことも
思い出そうともせず 忘れられてゆくことも
等しく 愛しく。」

いっときでも思い出せる時間にしたいですっ!!

日本からも心の目で、見守って頂けたら嬉しいです。
よろしくお願い致します!


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プロフィール

ナカムラ ヨウ

Author:ナカムラ ヨウ
早稲田大学モダンダンスクラブにてコンテンポラリーダンスを始める。 2009年より小野寺修二氏のアシスタントを務める。現在は近藤良平氏の振付作品に参加・アシスタントを務めつつ日々精進。
・『音楽劇 トリツカレ男』
・近藤良平『リンゴ企画』
・NY Japan society Contemporary Dance Showcase
・ダンストリエンナーレトーキョー2012『恋のバカンス』 
・郷ひろみ『笑顔にカンパイ!』MV出演 郷ひろこ役
・BeeTV「映画はスマホで」TVCM、ヒロセ通商CM、パナソニック企業PR映像 出演
2012年NEXTREAM21ダンスコンペティション審査員特別賞
第1回セッションベスト賞
2013年横浜ダンスコレクションEX審査員賞・シビウ国際演劇祭賞

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